【期日】2010年7月16日(金)夜出発~17日(土)
【山名】八ヶ岳硫黄岳(2760m)~横岳(2825m)
【目的】硫黄岳横岳周辺の高山植物を見に行く。8月キナバル登山の足慣らし及び鍛えの山行。
【参加者】
関根則子 (10th) CL・会計
松島浩子 (22nd) 写真・医療
中村朋恵 (27th) SL・記録
星野タマさん 八ヶ岳「ほしぞらのいえ」留守番
【行動記録】
7月16日(土)
20:00 京王八王子駅前集合…各々買い出しをする。
のりさんの運転で中央道を走る。 勝沼の夜景がきれいだった。
たまさんは少し寝ていらしたが車中は話が弾んであっという間だった。
22:00 八ヶ岳「ほしぞらのいえ」着
22:30頃 就寝
7月16日(土)
4:00 八ヶ岳「ほしぞらのいえ」発
のりさんの車で、美濃戸口まで行く。
途中、今話題の 「山ガール」 を含めた、ドリカム編成3人組を車で追い越す。快適。
4:48 美濃戸口駐車場 着
5:10 美濃戸口駐車場 発
なんと!駐車場に着いた所で、のりさんが「星空の家」に山靴を忘れたことに気付く!
N 「あっつ!私、山靴がないっ。忘れたっ!」
M 「どうしますか!」
N 「取りにいってくる!先に行ってて!」
M・T 「……分かりました。気をつけてください。」
のりさんが取りに帰られてから、急に不安になった二人。
すぐに地図を出して、現在地及びこれから歩くルートを入念に確認した。
のりさんがいなくなって、今までどれだけのりさんに頼っていたかを実感した二人だったのでした。
駐車場のおじさんと写真を撮って、2人きりで出発。
5:20 美濃戸山荘 着
5:38 美濃戸山荘 発
持ってきた朝食のおにぎりを食べる。
山荘でいただいた温かいお茶が二人の心を温めてくれた。
「のりさんが、戻っていらっしゃる前までに赤岳鉱泉に着くかな……」
といいながら、地図を片手に出発した。
途中、沢がかなり増水していて、登山道にまで流れ込んでいたところもあった。
6:20 堰堤広場 着
6:25 堰堤広場 発
6:35 分岐 (増水時には巻き道となるが今回は通常の道を行った)
水が多かったです。写真を撮ったのはたぐとも。ベストショットだね。
7:15 のりさん合流
「ロスタイムは、ロスタイムではない!」という名言ができる。 美濃戸口から、車で往復90分以上あるところを山靴を取りに戻り、先に登っていた二人に追いついたのですから……
7:30 赤岳鉱泉 着
7:45 赤岳鉱泉 発
3人揃ったことに、じんわりと安心感。
まつんちょ先輩が牛乳を飲む。
冷たくて、濃厚でおいしかった!(少しいただいたのです)
ここから、しばらく森林地帯が続く。
樹皮の膨らんだ部分の 「ヤニ袋」 を爪で押すと中からとってもいい香りの樹液が出てきた。
のりさんが教えてくれた。
これはアロマにも使われている香りだそうで、「ヤニ袋」を見つけては塗って素敵な香りを楽しんだ。
さらにマイナスイオンをたっぷりの空気も体に吸い込み、1学期の疲れもすっかり消えました。
8:00 ジョウゴ沢 通過
8:25 着 休憩
8:30 発
9:12 赤岩の頭分岐 着
9:22 赤岩の頭分岐 発
ここでは天気がよくうっすらと北アルプスの槍ヶ岳が見え、反対側には赤岳がよく見えた。
ここまでは霞が少なく景色がよく見えた。
いよいよ、硫黄の頂上へ。
9:40 硫黄岳山頂 着
9:50 硫黄岳山頂 発
爆裂火口は何度みても恐ろしい。
しかし、ここからはお目当ての我らが 「コマクサ」 がたくさん見られた。
3人でカメラを構え必死で取った。
コマクサの群落がこんなにも集まっているのを見るのは初めて。
保護区域のためのロープが張ってあり、遠くからだったが とてもきれい。
こんな岩場にしっかりと深い根を張って咲いているコマクサに 感動した。
10:15 硫黄岳山荘 着
10:15 硫黄岳山荘 発
硫黄岳山荘にはお花畑があった。 ここではコマクサの白「シロバナコマクサ」
が見られるそうだ。
山荘のトイレを借りたが水洗でとてもきれいだった。
ここからも、たくさんのお花畑が続く。 コマクサはもちろん、
ミヤマシオガマ、コケモモ、ウルップソウなどたくさんのお花が岩陰に所狭しと咲いていた。
コマクサに見送られ、地獄の道へ。
横岳の周りは怖かった。
かなりの岩場を通る。 はしごや鎖。 緊張感が続く。
11:15 横岳山頂 着
11:25 横岳山頂 発
頂上は少しガスっていて景色はあまりよくなかった。
だいぶ高いところまで来たためか、頭痛がした。
11:37 三叉峰 着 昼食
12:00 三叉峰 発
横岳付近から大きなてんとう虫がまつんちょ先輩のズボンに着いてきた。
てんとう虫の恩返し…なんて話しながら昼食を食べる。
今回のテーマは高山植物に出会う山行。 だからこんなとこを登っても、お花を見ます。
12:45 地蔵の頭 着
12:50 地蔵の頭 発
ここも、鎖やはしごのある岩場。 慎重に降りる。
その後は手作りであろう石の階段ができていて、歩幅も快適だった。
13:37 行者小屋 着
14:00 行者小屋 発
行者小屋は観光地のような華やかさ。
色とりどりのテントが張り巡らされ、1、2歳の小さな子供もいた。
もちろん 「山ガール」 といわれる人たちも多かった。
朝車で追い越したドリカム3人組にここで会った。
どこを登ってきたのだろう……そんなことを思いながらどんどん下った。
14:40 着
14:45 発
キンギョソウといわれる白い半透明のお花を見た。
そして、沢沿いではなんと 「日本ジカ」 を間近で見ることができた。
写真を撮ろうとしたら、ものすごい速さで、崖を登っていった。
15:30 美濃戸山荘 着
15:40 美濃戸山荘 発
15:50 美濃戸口駐車場 着
その後、温泉、レストランで食事し解散。
【感想】
のりさん
こまくさの群落がすばらしかった!
私も、雨ニモマケズ 風ニモマケズ……。
そういうコマクサに わたしもなりたい。
まつんちょ先輩
待ちに待ったこまくさ会山行。ばんざい!!
いよいよ キナバル目指して ファイト!
たぐとも
現役執行の冬合宿に行った、硫黄にもう一度行けた!感動。
八ヶ岳 制覇するぞ!
P.S. 行動食のもって行き過ぎに注意します(反省)