こまくさ会

 

歩こう会現役生、ムスタン未踏峰に初登頂!

 

現役41期(4年生)歩こう会リーダー会代表の長谷川恵理ちゃんが旧ムスタン王国の未踏峰であるマンセイル峰6242mへの登頂を目指してチャレンジし、見事初登頂しました。

もくじ

  • 長谷川理恵ちゃんあいさつと紹介
  • こまくさ会代表より
  • 計画の詳細(日本山岳会作成PDF)
  • 壮行会のもよう
  • 初登頂の報告メール
  • 創立者よりお祝いの言葉
  • 長谷川恵理ちゃん(法学部41期 4年生)あいさつと紹介

    この度、ご縁がありまして、2014年9月5日~10月12日の期間、「日本山岳会学生部女子 ムスタン登山隊2014」のメンバーの4人のうちの1人として、ネパールの未踏峰に挑戦する事になりました。

    目指すのは、かつてムスタン王国の自治下にあって、政治的な理由で現在まで登られていなかったムスタン・ヒマールのマンセイル峰6242mです。

    交渉などは日本山岳会の方が、行ってくださり、現在準備を行ってます。

    お金についてなのですが、予算は1人の自己負担金額30万×4名(120万)、山岳会からの助成金が380万、有志寄付金が150万になっていて、この有志寄付金分(4人で合わせて150万程)は各大学などに自分達で調達する前提で進んでいます。

    しかし創大にはクラブの遠征支援金があるのですが(野球部の大会遠征など)、各方面に相談したところ諸事情により大学から支援金がでる可能性は物凄く低く、歩こう会のOBOGの方にカンパを募れないかと思いまして、こまくさ会の皆様に連絡をさせて頂きました。

    今回の遠征を通して、活気ある歩こう会の繁栄に貢献して行けたらと思っています。皆様のご協力何卒よろしくお願いします。

     

    こまくさ会代表より(趣旨の補足と支援について)

    これは日本山岳会主催の海外遠征で、会の110周年記念遠征として行われます。初の試みである女子学生のみでの登山隊を組んで海外の未踏峰に挑みます。アドバイザーとしてアルパインクライマーの谷口ケイさんも参画されます。

    メンバーは文部省登山研修に参加した女子学生を中心に声がかけられ全国から4人の女子大学生メンバーで結成されました。その中のひとりとして今回歩こう会のメンバーが私達の夢を乗せて挑戦するということは本当に嬉しい事です。

    旧ムスタン王国とは、現在はネパールのダウラギリ県ムスタン郡にあたります。1991年まで鎖国を続けており「禁断の国」と呼ばれていました。ネパール内で高度な自治が認められて王国として存在していましたが、2008年に王政が廃止され現在はネパールの一地方となっているといます。聞くだけで想像が世界に広がっていくようなお話です。

    もちろん恵理ちゃんは、個人としての挑戦だけでなく歩こう会の看板を背負って行ってくる!との意気込みです。この挑戦は未来の歩こう会部員にも大きな希望を与えてくれることは間違いないと思います。

    恵理ちゃんは3年時には女子ながら部長を立派に務められ、部員減少でクラブ運営すら難しい近年の状況のなかでしっかりと男子部員を率い、後輩を育て歩こう会継続にも大きく貢献してくれました。現在もリーダー会代表として活躍し、遠征メンバーと共にトレーニングを重ねております。こまくさ会としても、この遠征を支援していきたいと考えております。皆さんのご協力よろしくお願い致します。(10期 関根則子)

    参考URL:  旧ムスタン王国写真  谷口ケイさん

     

    【御礼】 ムスタン遠征へのカンパ受付を締め切らせていただきました。結果、目標額を上回る55万円を集めることができました。皆様のご協力大変に有難うございました。

    計画の詳細

    カンパにご協力頂いた方には恵理ちゃんより直接計画書が郵送されておりますが、こちらからも海外遠征計画の詳細を見ることができます。

    日本山岳会学生部女子ムスタン登山隊2014 計画書

    壮行会のもよう

    2014年8月27日に武蔵野大学有明キャンパスで行われたムスタン登山隊壮行会には報道関係者も含め100名近くの方々が集まり盛大に行われました。

    挨拶をするエリちゃん

    こまくさ会からも応援に駆けつけました。
    左より渡辺浩子さん(22期)、長谷川恵理ちゃん(41期)、清水美央子ちゃん(42期)、関根則子さん(10期)。清水さん(通称おかんちゃん)はお手伝いで参加しました。

    ムスタン登山隊 壮行会

    初登頂の報告メール

    以下は、日本山岳会から転送して頂いた登頂についての報告メールを載せています。
    なお、日本山岳会の古野さんが書かれているFacebookでは登頂だけでなくメンバーの出発前の準備段階から現地での様子、登頂、帰国までのすべてのタイムリーな報告や写真がたくさん載っていて、だれもが見れるように公開して頂いています。
    恵理ちゃんはどの写真もとても良い顔です。ぜひ見てみてください。

     

    「日本山岳会学生部女子ムスタン登山隊2014は、ネパール時間、9月29日13時00分、(日本時間、9月29日16時15分)目標にしておりました未踏峰マンセイル峰(Mansail6242m)の初登頂に成功いたしました。

    9/29 21時50分、東京連絡所宛て、衛星携帯電話にて連絡がありました。現場からは写真を送る手段がないので登頂の写真は追ってお送りします。

    登頂者メンバーは、井上由樹子(24)武蔵野大学4年、長谷川恵理(22)創価大学4年、中村眞理子(22)筑波大学4年、および顧問として同行の谷口けい(42)の4人です。

    事前の偵察では、マンセイル峰南面の絶望的な岩壁ルートまたは東稜のもろい岩稜ルートに阻まれ困難な登攀が予想されましたが、北面に回り込み、雪面ルートを見つけ無事登頂に成功しました。

    C2出発時には青空が出ていたものの、小雪が降り始め、稜線に上がるころは本格的な雪になりました。頂上稜線に出てからは、東稜の北面側にルートを見つけ、1本のロープに4人がつながって、急な岩場もあり結構苦労しました。

    最後はかなり急峻な岩登りで、下りは懸垂下降1ピッチ、さらに急な雪の斜面を下ることになりました。山頂は雪で視界がなく景色が見えず残念でした。一番高い地点は、ピナクル状となっていて立っていませんが、ここを山頂としました。

    GPSの標高は6165mを表示。下り始めて雪が本降りとなり、わずか3時間で20cmぐらいの積雪となりました。長い氷河上の上をラッセルしながら17:15、C2帰着。現在全員で食事をとっているところです。

    今後の予定ですが、かなりの積雪となり、マンセイル南峰(MansailSouth6251m)と、ムスタン・ヒマール(Mustang Himal6195m)には登ることが不可能と判断し、明日下山を開始します。

    なお、体調を崩してカトマンズに入院していた三島夏帆(21)弘前大学3年は本日ベースキャンプに到着しました。

    出発からの行程:
    9/05 関西空港(空路)カトマンズ。
    9/09 カトマンズ(空路)ポカラ
    9/10-20 ポカラ(空路)ジョムソン(徒歩)エクレバッティ/チュサン/サマル/
    ガミ/ローマンタン/ニャムド/ベースキャンプ(4888m)
    9/25 ベース(徒歩)C1(5476m)
    9/27 C1(徒歩)C2(5684m)
    9/29 C2(登攀)マンセイル峰登頂(登攀)

    帰路予定:
    9/30 C2(徒歩)ベースキャンプ
    10/01-08 ベースキャンプ(徒歩/車)ジョムソン
    10/09 ジョムソン(空路)ポカラ
    10/10 ポカラ(空路)カトマンズ
    10/11 カトマンズ滞在
    10/12 カトマンズ2315発
    10/13 成田着14:40CZ385便(第1ターミナル)」

    Facebook 9/29 23:28の書き込みと同様

    創立者よりお祝いの言葉

    2014年10月11日、第44回創大祭、第30回白鳥祭を記念する創価栄光の集いが創大記念講堂で開催されました。これに創立者より祝福のメッセージが贈られ、その中でなんと長谷川恵理ちゃんのことを紹介し、祝福のエールを贈ってくださいました! より鮮明な画像で見たい場合


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